3D音場の収録と再現

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当社は3D音場の収録と再現(再生)に成功しました。そして、東京オリンピックの放送と記録を、3D映像+3D音場で行うことをオリンピック委員会に提案しました。零細企業の提案が採用されるには障害が多いものと思いますが、インパクトのあるオリンピックのためには是非とも採用してもらいたいものです。

音場の再現を普通の言葉で言うと立体音、つまりステレオ再生のことです。
ステレオが現れてからすでに半世紀をかなり過ぎましたが、ステレオは技術的に未完成でした(これを当社は完成させました)。

2チャンネルステレオ
現在は2チャンネルステレオ方式が殆どですが、これは原理的に2つのスピーカーを再生に用います。しかしこれでは元の音場を再現できません。
考えてもみて下さい、広い空間に散らばる数多くの音をたった2つのスピーカーで再現出来る筈がありません、再現するには音源の数だけスピーカーが必要です。また、音楽鑑賞にはヘッドホンも用いられますが(現在はこれが主流と言えます)、スピーカー用に録音された音をヘッドホンで聞くと音は頭の中に展開し(頭の外で聞こえるべきなのに)、本来とは全く異なります。であるのにまっとうな方式として用いられているのです。
合理的でないにも関わらず広く浸透しているのは、まがいものではあってもそれなりの効果があることと、これより優れた技術が現れなかったからでしょう。
尚、5.1チャンネルステレオやサラウンドシステムと呼ばれるものは、2チャンネルステレオの亜流です。

バイノーラルステレオ
原理的に耳の位置で収録された音を耳の位置で再生する方式が、バイノーラルステレオです。
収録は原則として疑似人頭マイクで行い、再生にはヘッドホンを用います。これは前記2チャンネルステレオに比べると大変自然な再生音が得られます。ステレオが発明されるきっかけになった方式の気もします。しかし、2チャンネルステレオ用の大型スピーカーで再生してもステレオ感はあまり得られません。この方式が普及しなかったのはこれが原因と考えられます。
ヘッドホンを用いて再生したとしても大きな欠点があります。それは、近くの音に比べ、遠くの音が聞こえにくい(遠くの音が聞こえるようにすると近くの音が大き過ぎに聞こえる)。そして、耳栓タイプのヘッドホンではこの欠点がより大きくなります(これはそのまま補聴器の欠点であり当社ではこれを解決した補聴器、ホワイトイヤーを発売しています)。
しかし、パッドタイプのヘッドホンを用いたとしても大型スピーカーと耳栓型ヘッドホンの中間的な特性であり、中途半端を免れません。

音場の収録と再生(当社方式)
これはバイノーラルステレオに近いものです。しかし、バイノーラルに比べ遠くの音が良く聞こえ、近くの音は大過ぎずそれでいて十分に聞こえます。また、音源の位置や遠さ、背後の音さえも健康な耳と同様に分かります(映像がないと音像はぼやけます)。つまり、健康な耳の様に聞こえるのです。
試しに花火を3Dビデオカメラで収録してみましたが、生々しい映像と共に、破裂音や歓声が現場にいるように再生できました。落雷でも同様に収録が可能な筈ですが、雷はすぐに通り過ぎるので収録出来ずにいます。


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